メモをしていた自分のパソコン歴変遷をアップしてみようと思います。
記憶をたどって中学時代から・・・
中学2年生:
ナショナル FS-4700F MSX2
参考:https://usbsecretbase.michikusa.jp/fs4600f_fs4700/index.html
初めてのパソコン(マイコン?)です。
中学校2年生時に、父親が「これからの農家はパソコン出来ないとダメだ」と言って、町内の電気店の新装開店で買ってきた物。店長が友人とは言え、20数万円もするモノをポンと買ってきたときは度肝を抜かれました。定価138,000円をボーナス一括でと。
ファミコンと同じくカセット式でゲームも出来るが、MSX-MBASICでBASIC言語も記述可能。
この機種の特記すべき点は、
- ベースはMSX2で強力
- スイッチ一つでワープロ専用機(MSXワープロ2)になる。
- 感熱式プリンタが内蔵(プログラムリストや年賀状印刷なども)
- 3.5インチFDDドライブ(2DD)が内蔵
- アナログRGB21ピンで高精細画面が出力可能
と当時最先端の機能てんこ盛りの一体型でした。
専用のTV兼モニタにはRFやビデオとは別次元のにじみのない画面が表示できるという至れり尽くせりの内容でした。モニタまで合わせると40万円はしたはずです。
ゲームカートリッジはなかなか買えなかったものの、毎月購入する『マイコンBASICマガジン』でBASICプログラムの入力(FDに保存が出来たのが助かった!)で勉強とおあそび。ちょっと踏み込んでMSXマガジンのマシン語入門でZ80アセンブラをかじるとか、いろいろやりました。
大失敗は、付属のMSX-DOSのディスクを「最初に利用する場合は初期化」のルールでいきなり消去し、しばらくはDOSが利用できなかったこと。といっても、MSX-DOSはファイル管理のみなので特に困った点はなかったのですけどね。2DDのFDDも1枚1000円もする時代でなかなか買えなかったなぁと。
同級生の友人達は、PC-8801 MkII SRシリーズ が多くゲームの交換とかも出来ず悲しかった想い出が…。
MSXユーザは田舎とうロケーションもあって少なかったですね。そもそも、パソコン持っている時点でも充分エリートな訳でして…
当時のMSXに対してのKONAMIの力のいれ用は肌で感じていた時代です。
BASIC言語のみならず、パーソナルコンピュータのハードウエアの原理を体験して学習するのにはうってつけの機種と環境でした。VRAMの構成(MSXならVDP)、PSGやマシン語での音を変化させたBGMなど。
ちなみに、ワープロ機能で文書の作成や表組みなどの基本的な操作、住所録機能(年賀状とか)で宛名管理の基本原理も学べたんだと感じています。プログラムの記法、アプリケーションの利用方法などの基本が学べたため、非常に有り難かったですね。
ただ、当初の目的だった「農家もパソコン出来ないと・・・」が達成されていたのかは甚だ疑問です。